• "秋広"(/)
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  1. 鹿児島市議会 2018-10-01
    09月28日-07号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    平成30年第3回定例会(9・10月)   議事日程 第七号     平成三十年九月二十八日(金曜)午前十時 開議第 一 第二三号議案ないし第四九号議案第 二 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙────────────────────────────────────────   本日の会議に付した事件議事日程のとおり────────────────────────────────────────   (出席議員 五十人)  一  番   中  元  かつあき  議員  二  番   霜  出  佳  寿  議員  三  番   平  山  タカヒサ  議員  四  番   園  山  え  り  議員  五  番   佐  藤  高  広  議員  六  番   瀬 戸 山  つ よ し  議員  七  番   杉  尾  ひ ろ き  議員  八  番   徳  利  こ う じ  議員  九  番   薗  田  裕  之  議員  十  番   し ら が  郁  代  議員  十一 番   松  尾  ま こ と  議員  十二 番   中  原  ち か ら  議員  十三 番   米  山  たいすけ  議員  十四 番   たてやま  清  隆  議員  十五 番   わ き た  高  徳  議員  十六 番   奥  山 よしじろう  議員  十七 番   柿  元  一  雄  議員  十八 番   志  摩  れ い 子  議員  十九 番   堀     純  則  議員  二十 番   井  上     剛  議員  二十一番   上  田  ゆういち  議員  二十二番   長  浜  昌  三  議員  二十三番   大  森     忍  議員  二十四番   伊 地 知  紘  徳  議員  二十五番   大  園  た つ や  議員  二十六番   の ぐ ち  英 一 郎  議員  二十七番   川  越  桂  路  議員  二十八番   山  口  た け し  議員  二十九番   仮  屋  秀  一  議員  三十 番   中  島  蔵  人  議員  三十一番   古  江  尚  子  議員  三十二番   田  中  良  一  議員  三十三番   大  園  盛  仁  議員  三十四番   小  森  のぶたか  議員  三十五番   ふじくぼ  博  文  議員  三十六番   森  山  き よ み  議員  三十七番   三 反 園  輝  男  議員  三十八番   小  川  み さ 子  議員  三十九番   小  森  こうぶん  議員  四十 番   上  門  秀  彦  議員  四十一番   長  田  徳 太 郎  議員  四十二番   幾  村  清  徳  議員  四十三番   入  船  攻  一  議員  四十四番   う え だ  勇  作  議員  四十五番   平  山     哲  議員  四十六番   崎  元  ひろのり  議員  四十七番   秋  広  正  健  議員  四十八番   ふ じ た  太  一  議員  四十九番   片  平  孝  市  議員  五 十番   平  山  た か し  議員────────────────────────────────────────   (欠席議員 なし)────────────────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   福  田  健  勇  君  議事課長   船  間     学  君  事務局参事  総務課長   豊  廣  正  志  君  政務調査課長 益  田  有  宏  君  議事課主幹  議事係長   上 久 保     泰  君  議事課主幹  委員会係長  西  田  慎  一  君  議事課主査  迫  田  洋  行  君  議事課主任  海 江 田  拓  郎  君────────────────────────────────────────   説明のため出席した者  市長     森     博  幸  君  副市長    松  永  範  芳  君  副市長    松  山  芳  英  君  教育長    杉  元  羊  一  君  代表監査委員 中  園  博  揮  君  交通局長   鞍  掛  貞  之  君  水道局長   秋  野  博  臣  君  船舶局長   南     勝  之  君  総務局長   内  山     薫  君  企画財政局長 鉾 之 原     誠  君  危機管理局長 星  野  泰  啓  君  市民局長   白  石  貴  雄  君  環境局長   古  江  朋  子  君  健康福祉局長 上 之 園     彰  君  産業局長   山  下  正  昭  君  観光交流局長 山  口  順  一  君  建設局長   坂  元     浩  君  消防局長   中  園  豊  明  君  病院事務局長 有  村  隆  生  君  市長室長   松  枝  岩  根  君  総務部長   田  畑  浩  秋  君  企画部長   原     亮  司  君  企画財政局参事  財政部長   柿  元  孝  志  君  危機管理局次長尾 ノ 上  優  二  君  市民文化部長 上 四 元     剛  君  環境部長   池  田  哲  也  君  資源循環部長 西  山  孝  志  君  すこやか長寿部長         椎  木  明  彦  君  こども未来部長中  野  和  久  君  福祉部長   吉  田  幸  一  君  産業振興部長 鬼  丸  泰  岳  君  農林水産部長 大  迫  壮  一  君  観光交流部長 玉  利     淳  君  観光交流局参事  国体推進部長 湯 通 堂     直  君  建設管理部長 松  窪  正  英  君  都市計画部長 福  留  章  二  君  建築部長   前  田  博  之  君  道路部長   中  川  英  一  君  消防局次長  安  樂     剛  君  病院事務局次長西  村     司  君  交通局次長  小  倉  洋  一  君  水道局総務部長日  高  照  夫  君  船舶局次長  成  尾     彰  君  教育委員会事務局  管理部長   緒  方  康  久  君──────────────────────────────────────── 平成三十年九月二十八日 午前十時 開議 △開議 ○議長(山口たけし君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第七号のとおりであります。 △第二三号議案─第四九号議案上程 ○議長(山口たけし君) それでは、日程第一 第二三号議案ないし第四九号議案の議案二十七件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略し、前回の議事を継続して質疑を続行いたします。 △個人質疑(続) ○議長(山口たけし君) それでは、引き続き個人質疑の発言を許可いたします。 井上 剛議員。   [井上 剛議員 登壇](拍手) ◆(井上剛議員) 平成三十年第三回鹿児島市議会定例会に当たり、私は、自民みらいの一員として個人質疑を行います。 久々にトリを務めることになりました。トリといっても大トリではなく私の場合は小トリのような存在ですが、最後までおつき合いいただきますようよろしくお願い申し上げます。 なお、大型で非常に強い台風二十四号が本市にも近づいており、本市を初め、日本各地で被害が最小限におさまるよう念じております。 今回は、これまで質疑を行っている三つのテーマについて改めて質問してまいります。 まず、鹿児島市版DMO設置への取り組みについてお尋ねします。 デスティネーション・マネジメントあるいはマーケティング・オーガニゼーションの略語であるDMOは我が国の地方創生の一つの起爆剤とされ、本市も、まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけています。国際観光都市を標榜し世界基準の観光地域づくりを目指す本市にとってDMOの設置は、その肝となるものと考えることから、現在、設置へ向けて当局として検討を始めていますが、改めてその着実な設置を求める立場から、以下伺ってまいります。 そこでまず、改めてDMOとは何か、歴史的経緯や役割及び機能、世界と日本の違い等も含めわかりやすくお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) お答えいたします。 DMOとは、欧米では民間のNPO等が運営する地域全体の観光マネジメント等を行う組織であり、従来から観光地域づくりを担っていたようでございます。一方、日本版DMOは、行政を含めた官民の多様な関係者による観光地域づくりのためのマーケティングマネジメント機能強化仕組みづくりを担う組織でございます。これまでの我が国の地域における観光振興の体制には、一般的に多様な関係者の巻き込みや各種データの収集・分析、民間的な手法が不十分であったと言われており、このような背景を受けて、国としても日本版DMOを核とする観光地域づくりを進めることとしているところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 的確に答弁いただきました。 そこで伺いますけれども、第一点、本市がDMOの設置を検討する理由、背景をお示しください。 第二点、これまでの本市の観光振興体制の課題はどのようなものか認識をお示しください。本市もこれまでもさまざまな取り組みを進展しておりますけれども、改めてお伺いするものです。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 本市は国の動向を踏まえ、第三期観光未来戦略推進のための稼ぐ力の強化プロジェクトにDMOによる官民連携事業の検討を掲げ、官民一体となって戦略的、広域的な観光誘致を進めることとしており、地域の観光マネジメントのプラットホームとなるDMOの設置も視野に入れながら、鹿児島観光コンベンション協会の充実強化を支援することとしたものでございます。 これまでも時流やニーズを把握しながら事業を実施してまいりましたが、より効果的に結果を出す取り組みとして、市場の動向について科学的にデータを収集・分析し、それに基づく事業実施と効果検証を行うマーケティング戦略が必要であると考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 今の答弁をお聞きしておりますと、観光振興に対する強い決意というのを改めて感じました。特に科学的データに基づくマーケティング機能等の充実ですね、結果を必ず出していきたい、その思いを感じました。 そこで、以下伺いますけれども、第一点、DMO設置の本市のこれまでの検討状況、検討体制をお示しください。 第二点、あわせて今後のスケジュールをお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 検討状況でございますが、平成三十年三月に鹿児島観光コンベンション協会においてDMO事業の専任職員を民間から新たに任用したところであります。現在、その職員を中心に、協会の理事、評議員に対するDMOの必要性等の説明やDMO戦略プラン策定に向けた関係者との調整など検討を進めているところでございます。 今後、十月にはDMOの理解を深めるセミナーを開催するほか、民間事業者を中心とした設立準備委員会ワーキンググループを設置し、稼ぐ力の強化につながるDMOの取り組みを検討することとしており、今年度中には戦略プランを策定し、一定の方向性を示したいとのことでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) そこで、今、答弁にありましたけれども、本市は昨年度から、DMOの設置を視野に入れた鹿児島観光コンベンション協会体制強化補助金を支出し支援を行っていますが、この補助金を通した施策について、以下伺います。 第一点、そもそもなぜ鹿児島観光コンベンション協会だったのか。 第二点、DMOと従来の鹿児島観光コンベンション協会との違いはどのような点なのか。 第三点、協会内にDMOを設置する場合、その法人格等はどうするのか。 第四点、予算やスタッフ等はどうなるのか。 第五点、行政との役割分担はどのようになるのか。 以上、まとめて答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 鹿児島観光コンベンション協会は、本市及び関係地域の観光とコンベンションの振興を図り、地域経済の活性化等に寄与することを目的としており、地域が一体となった観光振興を図るというDMOの方向性と合致することから、同協会でDMOを検討することとしたものであります。 また、その違いですが、DMOにおいては、多様な関係者の巻き込み、市場動向を踏まえた各種データ等の収集・分析やそれに基づく事業展開などを期待しているところでございます。 現時点では新たな法人は設けず、協会内にDMOを推進する組織を設けることとしております。 予算やスタッフ、行政との役割分担につきましては、現在検討中でございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 今、お聞きいたしますと、先日私は、長崎市のほうの同じようなこのDMOを訪問いたしましたけれども、かなり類似するところもあるのだなと思いました。ぜひ先行事例をしっかり見きわめながら鹿児島ならではのDMOを設置していただきたいなと思います。 ところで、観光庁によりますと、日本版DMOには三つの組織形態があり、ことし七月末現在で登録された八十六法人のうち、都道府県レベル広域連携DMOは八件、市町村が連携する地域連携DMOは四十八件、単独市町村による地域DMOは三十件となっているとのことです。 そこで、以下伺いますが、第一点、本市が想定する組織形態とその理由をお示しください。 第二点、注目する先進事例について、注目する理由、効果や課題等を含め明らかにしてください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 連携の枠組みなど組織形態につきましては、現在検討中でございます。 注目する先進事例としましては、せとうち観光推進機構において民間事業者と行政等が一体となって地域ブランドの確立を目指す取り組みを推進している事例がございます。その効果や課題については取り組みを始めたばかりでありますので、今後注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 注目する事例として、せとうちDMOを挙げられました。私も、くしくも訪問して調査させていただきましたけれども、今、このせとうちDMOの活躍によってブランド化を図り、瀬戸内観光が以前に比べて大幅に観光客がふえていると。最近、例えばお店等でも目につきますけれども、瀬戸内レモンという、これをせとうちDMOが仕掛けていろんなところで商品としても加えていって、レモンの付加価値も高めているというような事例もあったりします。大いに参考になる事例ではないでしょうか。 ところで、DMOに関しては、鹿児島県や県内の他自治体の動きが散発的に報道されていますが、どのような状況なのか。また、設立時やその後の国等の支援はどうなっているのか、その課題は何か。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 県内におきましては、大隅広域観光協会、あまみ大島観光物産連盟、薩摩川内市観光物産協会などがDMO候補法人として活動を行っており、これらの団体に対する支援としましては、国の地方創生推進交付金などがあるようでございます。また、課題としましては、自主財源の確保などがあるとのことでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 県内でも少しずつ動きが今出てきておりまして、特に課題となった自主財源の確保、これは国内ではなかなかまだ苦戦して十分な成功例がないようですけれども、海外ではさまざまな事例があるということですので、ぜひしっかりとまた調査・分析を行っていただきたいなと思います。 そこで、鹿児島市版DMOを設置しようとする本市にとって、DMO設置により期待される効果、課題は何か。 以上、答弁願います。
    観光交流局長山口順一君) DMOが設置されますと、マーケティング力の強化とそれに基づく事業展開により地域が一体となった観光振興が図られるとともに、地域の稼ぐ力が引き出されることを期待しております。また、DMOを推進する上では多様な関係者の巻き込みが重要となりますことから、より多くの地域事業者の参画が必要であると考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 これまで私は、文献等調査に加え、幾つかの国内のDMOを訪問調査させていただきました。海外ではかなり効果を発揮しているDMOであるようですが、我が国ではまさにこれから花開こうとしているのが実情ではないでしょうか。 そこで、以下は、鹿児島市版DMO設置に関して私が現段階で認識している主な課題について伺ってまいりたいと思います。 まず、人材育成・誘致への見解についてですが、組織はやはり人であり、成果を出すためにはプロパー職員等の人材育成や有為な人材の採用が求められます。このことにどう取り組むのか見解をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) DMOの専門性を高め効果的な組織とするためにも職員の採用や育成は重要であると考えておりますが、人材確保策につきましては今後検討することとしております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 人により組織も大きく変わったりいたしますので、ぜひそこら辺は慎重に図っていただきたいと思います。 次に、財源確保も重要な課題です。全て行政に頼るわけにはいきません。自主財源の確保など多様で安定的な財源確保への見解をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 自立したDMOとして戦略的に業務を行うためには安定的な財源の確保は重要であると考えておりますが、財源確保策につきましても、今後検討することとしております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 自主財源の確保など、財源確保というのがやっぱり大きな課題になっておりますので、これについても十分な調査をしていただきたいと思います。 次に、行政組織とは違いDMOには最少の経費で最大の効果を生み出す民間経営の視点が求められます。この民間経営の視点を最大限担保した組織形成が大切だと考えますが、見解をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 組織形成に当たっては、地域の稼ぐ力の強化につながるような組織でなければならないと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) これからの課題ですので原則的なところだけ答弁いただきましたけれども、よろしくお願いしたいと思います。 次に、稼ぐ観光を具現化するために金融機関の目きき力や資金力が必要であり、DMOも金融機関等と連携した取り組みが大切ではないかと考えますが、見解をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 設立準備委員会ワーキンググループには金融機関からも参画していただく予定であり、連携しながら取り組みを推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 厳しい市場の状況を知っている金融機関の方と深く連携していただきたいと要望しておきます。 課題認識からの最後の質問になりますが、市民、事業者がDMOに依存し傍観者的な立場では地域の稼ぐ観光にはつながりません。より早い段階から、多くの市民、事業者等地域を巻き込んだ取り組みが重要だと認識しておりますが、ほかのDMOも反省している部分ではあります。見解をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) DMOによる取り組みの効果を広げていくためには、今後策定する戦略プランのもと、DMOを中心により多くの市民や地域事業者が参画する中で、地域が一体となった観光振興を図ることが地域経済の活性化につながるものと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 原則論をお述べいただきましたけど、この具現化をぜひしっかり図っていただきたいなと要請しておきます。 最後になりますが、以上の諸課題を踏まえ、総合産業であり、本市の最大の産業とも言うべき観光振興を図るため、より効果的な鹿児島市版DMOを設置していただきたいと願いますが、このことに対する森市長の見解をお示しください。 答弁願います。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) 井上 剛議員にお答えをいたします。 私は、観光は総合産業であり、地域経済全体に多大な効果をもたらすことが期待できる本市産業の重要な柱として位置づけており、将来にわたって地域の活力を維持するためには、交流人口の拡大とともに観光消費額を増加させることが重要であると考えております。現在、大きく伸びている外国人観光客のさらなる拡大や観光消費額の増加のためには、市場動向を踏まえた各種データの収集・分析のもとそれに基づく施策を展開していくことが必要であり、本市の観光地域づくりかじ取り役となって地域の稼ぐ力を引き出せるようDMOの検討を進めているところでございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 森市長の強い決意を改めてお聞きいたしました。 ぜひ効果的なDMO設立により本市観光振興がさらに充実したものとなりますよう心から要望しておきます。 次に、スポーツを生かしたまちづくりについて、今回は特に二点に絞りお尋ねします。 まず最初に、スポーツコミッションの設置について伺います。 スポーツ庁によりますと、スポーツと景観、環境、文化などの地域資源を掛け合わせ戦略的に活用することでまちづくり地域活性化につなげる取り組みが全国で進められており、例えば、スポーツへの参加や観戦を目的とした旅行やスポーツと観光を組み合わせた取り組みであるスポーツツーリズム、域外から参加者を呼び込む地域スポーツ大会、イベントの開催、国内外の大規模なスポーツ大会の誘致、プロチームや大学などのスポーツ合宿、キャンプの誘致などが代表的な取り組みです。今回はこれらを大きな意味でスポーツツーリズムと捉えます。 この中心となる組織が地域のスポーツコミッションであり、国もスポーツ立国戦略や第二期スポーツ基本計画に盛り込み、この設置を後押ししています。この件についても、これまで質疑を行い、当局としては、スポーツコミッションの設置については、今後、他都市の状況等も含め調査研究したいという回答でしたが、その後、なかなか施策展開が見えないことから、今回改めて質問してまいります。 そこで、まず伺いますが、第一点、本市のこれまでのスポーツツーリズム推進の成果と課題は何か改めてお示しください。 第二点、改めてスポーツコミッションとは何かわかりやすくお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) スポーツツーリズムの推進でございますが、鹿児島マラソンなどスポーツイベントの開催やプロスポーツチームの支援、スポーツキャンプの誘致などの取り組みにより交流人口の拡大につながっているものと考えております。課題としましては、これらの取り組みによる交流人口のさらなる拡大及び観光消費額の増や施設の不足等があると考えております。 スポーツコミッションとは、国によりますと、スポーツを通じた地域振興を目指す組織で、スポーツ大会やイベント、合宿の誘致、スポーツを通じた交流促進等による地域活性化や市外からの誘客など、スポーツツーリズム推進のために地方公共団体、民間企業、各種団体等が連携・協働して取り組む官民一体の専門組織とされております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 この観点も先ほどの観光振興の点で申し上げた点と同じように、やはり本市にとっても重要な施策の一つではないかと感じました。 そこで、スポーツコミッション設置の意義、効果、課題について改めて当局の認識をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) スポーツコミッション設置の意義等でございますが、国によりますと、利用者ニーズに対応したワンストップ窓口となるほか、スポーツ地域資源を掛け合わせたまちづくりの推進役になるとされております。一方で、スポーツと観光の両面に精通した人材の育成、具体的な目標やターゲットの明確化などが課題とされております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 効果や課題についてわかりやすくお示しいただきました。 先ほど述べたように、国は、第二期スポーツ基本計画で地域におけるスポーツコミッションの設置を後押しするなど支援に努めていますが、改めて目標数も含むスポーツコミッションの設置及び活動等に関する国の支援方針や内容はどのようなものかお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 国においては、第二期スポーツ基本計画において、地域スポーツコミッションの設置目標数を百七十としているほか、同コミッションが行う大会や合宿誘致等の新たな取り組みに対し財政面等から支援がなされているところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 国も目標や財政支援等も通じて後押ししていることが改めてわかりました。 そこで伺いますけれども、第一点、全国における地域スポーツコミッションの設置状況と主な事例、その事例の成果をお示しください。 第二点、本市と設置している自治体との違いはどのようなものか当局の認識をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 国によりますと、全国で八十三のスポーツコミッションが設置されているとのことでございます。主な事例、成果としては、さっぽろグローバルスポーツコミッションにおける平昌オリンピック・パラリンピックの事前合宿の受け入れやさいたまスポーツコミッションにおけるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの開催などがございます。 他都市のスポーツコミッションにつきましては、プロスポーツチームとのビジネス展開など、本市で行っていない取り組み事例等が見られるところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 行政組織とは違う、民間が主導してかなり柔軟な対応も図っているということが改めてわかりましたけれども、私は以前、さいたまスポーツコミッションを調査させていただきました。今、答弁にもありましたけれども。その際に窓口の一元化、人と人との関係構築、財政支援、時間や場所など、大きな視点からのソフト・ハードにわたるスポーツ施策の立案などそのメリットを教えていただきました。このさいたまスポーツコミッションの活躍もあり、さいたま市では、今答弁にありましたけれども、世界最高峰のサイクルロードレース、ツール・ド・フランスの名を冠した自転車競技イベント、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムや横浜国際女子マラソンを引き継いださいたま国際マラソン、大相撲さいたま場所、さいたマーチ~見沼ツーデーウオーク~など、多種多様なスポーツイベントが開催されていることは御承知のとおりです。スポーツコミッションの設置から三年半で主催・共催事業の経済効果額を二百九十三億円と公表し、さいたま市長も想定外の効果を生んでいるとコメントしておられました。また、最新の平成二十八年度には、約六十五・八億円の経済効果を生んだと公表しております。本市も観光交流局にスポーツ課を設置し、スポーツコミッション設置の可能性が高まったのではないかと思います。 そこで、以前答弁がありましたが、スポーツコミッション設置に関するこれまでの本市の調査研究、検討状況をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 昨年、関西地区のスポーツコミッションの現地調査を行ったほか、日本スポーツツーリズム推進機構を通して国や他都市の動向等について情報収集を行っているところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 少しではありますけれども、調査していただいていることはわかりました。 ところで、さいたまスポーツコミッションの事務局は公益社団法人さいたま観光国際協会に置かれていますが、スポーツコミッションは先ほど質問したDMOと重なる機能もあり、その関係や連携についても整理をする必要がありそうです。 そこで、スポーツコミッションとDMOとの関係や連携可能性について当局の認識をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) スポーツコミッションとDMOは交流人口の拡大による地域活性化を図る点において共通するものがありますので、連携の可能性はあるものと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただいたとおりでございますけれども、スポーツコミッションについてはまだ今後の課題ではありますので、これを設置する場合はどのような形で関係、連携性を持たせるのかというのは、ひとつやはり大きな課題になってくるかなと思っております。 なお、沖縄県が県体育協会内にスポーツコミッションを設置したことも注目に値します。競技団体との連携が図りやすく、観光に資する人材を雇用してスポーツツーリズムの振興を図るやり方も一計かもしれません。専門人材という意味では、かなりまた、ひとつ注目すべき施策であります。 最後になりますが、本市は、スポーツを生かしたまちづくりの中心となり観光交流も視野に入れたスポーツツーリズムの振興を図るスポーツコミッションの設置を行うことで、地域のにぎわいや青少年や市民にも夢や希望を与える機会を創出できると考えます。本市が文化・観光交流協定を締結している長野県松本市も既に設置しておられます。本市でのスポーツコミッション設置への見解をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 本市としましては、これまでプロスポーツチームのキャンプ、全日本少年サッカー大会決勝大会の開催など、各種競技団体や観光団体、宿泊施設等と連携・協力し行ってきているところであり、スポーツコミッションの設置につきましては、引き続き研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 今後もその研究について注視をしていきたいと思います。 次に、ウオーキング大会の開催についてお尋ねします。 通勤・通学のほかに、健康づくりや減量、気分転換、まちの散策など、さまざまかつ複合的な理由でまちで歩く人の姿を目にする今日です。ウオーキング大会の開催につきまして、平成二十七年の当時の健康福祉局長の答弁は、「市街地におけるウオーキング大会の実施につきましては、交通への影響や参加者の安全確保などの課題があるものと考えております」と、こちらが開催を求めているのに対し課題しか述べないもので、中途半端な形で終わっておりました。しかしながら、その前の年に当時の経済局観光交流部にスポーツ課が新設され、平成二十八年度から観光交流局を新設し、その中にスポーツ課を位置づけ鹿児島マラソンを開催するなど、観光交流の視点からスポーツを生かしたまちづくりに積極的に取り組んでいる状況であり、同じような視点からウオーキング大会の開催はできないものか改めて伺うものです。 そこでまず、本市における官民のさまざまなウオーキング大会の開催の状況はどうなっているものか、実施時期や参加人数、実施場所や実施主体など把握していればお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 本市におけるウオーキング大会の開催状況でございますが、把握しているもので申し上げますと、本年四月の桜島歩こう会実行委員会主催、桜島ナイトウォークに二百六十七人、九月の西郷南洲顕彰会主催、西郷どんの遠行に二千百二十四人、年三回開催のJR九州主催のウオーキングに昨年度は一千二百六十四人が参加されており、市街地を中心に桜島においても実施されているところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 民間主体でさまざまなウオーキング大会が開催されているようです。 そこで、このウオーキング大会開催の意義、効果、課題について当局の認識をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) ウオーキング大会は、市民の健康づくりの推進はもとより、大会の内容によっては交流人口の増にもつながるものと考えております。課題としましては、参加者の安全対策などがあると考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁にありましたとおり、この健康づくりという視点に加えて、やっぱり交流人口の増という、この視点を鹿児島市でどのように伸ばしていくのかが大きな課題ではないでしょうか。確かに安全対策という意味では、より官民一体となって取り組んでいくことが求められているのではないかなと感じております。 そこで、以前答弁がありましたけれども、ウオーキング大会開催に関する本市のこれまでの調査研究、検討状況はどのようになっているのかお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 本市では、観光イベントとしてのウオーキング大会の開催に関しましてはこれまで調査検討は行っていないところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 局長、ぜひしっかりこれは調査研究を行っていただきたいと思っております。それが観光交流局にスポーツ課も設置した一つの成果にもつながっていくのではないかなと思っております。 県内外でもさまざまなウオーキング大会が開催され、地域住民だけではなく、観光交流も含め他地域からの人々を魅了するイベントとなっていると仄聞します。 そこで、他自治体における特色あるウオーキング大会開催の事例、内容とその効果をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) 他都市でのウオーキング大会でございますが、県内ではいぶすき菜の花マーチがいぶすき菜の花マラソンとともに開催するイベントとして県内外に広く認知され、多くの方に参加していただいているとのことでございます。また、金沢ウオークでは、スポーツツーリズム推進の観点から宿泊費や参加費等がセットになったツアーを造成し誘客を図っているとのことでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 指宿市のいぶすき菜の花マーチやあるいは霧島市の龍馬ハネムーンウオークin霧島などは大変有名で多くの人を魅了しておりますけれども、同じような県庁所在都市で金沢市が金沢ウオークということで六コースを設けて、健康づくりイベントからスポーツを通じた地域の活性化の取り組みに移行して旅行会社も巻き込んで大々的に行っているということでございます。私のように既に走れない、あるいは急に走らないほうがいい人間にとっては大規模なウオーキング大会が鹿児島マラソンと同じように開催され、そこに出場することは日常生活を過ごす上でも大いに励みになると思われます。また、ウオーキングが好きな市外の人々が本市を訪れる契機となります。 そこで、最後になりますが、市街地や農村部等で本市の魅力を生かした公的なウオーキング大会を開催できないか本市の見解をお示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長山口順一君) ウオーキング大会につきましては、現在、民間主催のさまざまな大会が年間を通して実施されていることから、現時点におきましては市において新たな大会を開催することは考えていないところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 局長、マラソンはやっているわけですから、ぜひこのウオーキング大会についても可能性についてしっかりと調査研究を行って探っていただきたいなと、そのことをまた改めて要請をしておきたいと思います。 最後に、日本遺産認定申請への取り組みについてお尋ねします。 ことし五月に文化庁は、新たに十三件の認定した日本遺産を公表しました。今年度認定されたストーリーは、長野県茅野市や山梨県甲府市などの「星降る中部高地の縄文世界─数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅─」や岡山県岡山市などの「「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~」、また、宮崎県西都市などの「古代人のモニュメント─台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観─」など、地域の魅力を引き立てるもので大変興味が湧きます。着々と進む文化庁による日本遺産の認定作業は、世界遺産とは違った意味での地域の歴史や文化、自然、食、景観など、まさに地方創生の一翼を担う趣があります。 そこで改めて伺いますが、日本遺産とは何か。認定の意義、効果は何かわかりやすくお示しください。 答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) お答えいたします。 日本遺産につきましては、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを認定するもので、国内外への魅力発信や地域活性化を図るものでございます。文化庁によりますと、日本遺産に認定されることにより地域の認知度が高まるとともに住民のアイデンティティーの再確認や地域のブランド化等にも貢献するものとされております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 そこで、引き続きお伺いします。 第一点、全国及び本県内の認定状況をお示しください。 第二点、日本遺産に関する国の認定方針、スケジュール、財政等支援の状況を改めてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 文化庁によりますと、平成三十年五月二十四日現在、認定件数は全国で六十七件でございます。なお、県内においては認定されたものはないようでございます。 認定方針等につきましては、文化や伝統を語るストーリーが当該地域の際立った歴史的特徴や特色を示すものであることなどを審査基準とし、二〇二〇年までに百件程度を認定していく予定とされております。また、日本遺産に認定された場合、文化庁の日本遺産魅力発信推進事業におきましてパンフレット作成などの情報発信やボランティアなどの人材育成、説明板の設置など、公開活用のための整備等に対する補助がございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 国全体で百件程度の目標に対して現在六十七件ということで、あと三分の一程度、三十三件程度ということで、その中にぜひ鹿児島も入っていただきたいなと思います。ちなみに未認定の都道府県は、岩手、東京、鹿児島、沖縄県(後刻、訂正あり)の四都県のようであります。 私は、先日、島根県津和野町を訪問しました。平成二十七年に「津和野今昔~百景図を歩く~」というストーリーで地域型の日本遺産に認定されました。津和野百景図は、幕末の津和野藩の名所、自然、伝統芸能、風俗、人情などの絵画と解説が百枚にわたり描かれたもので、これをもとにした新たなまち歩きを提案しております。日本遺産センターの整備やコンシェルジュによる解説、イベントの開催等を通じて新たなまちの魅力を引き出し、最近では外国人観光客の姿が目立つようになってきたとのことでした。まちの素材を使い、どのようなストーリーを描くのか大いに参考になる取り組みでした。 そこで、残念ながら本県では日本遺産に認定されたストーリーはありませんが、本県内自治体のこれまでの認定申請状況、内容と改めてその結果、理由を明らかにしてください。 答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 県によりますと、出水市や南九州市など九市に残る麓と呼ばれる武家屋敷群と明治維新を牽引した薩摩の武士たちの往時の生きざまをストーリーとし、三十年一月に県から文化庁へ申請しておりますが、日本遺産審査委員会での審議の結果、観光面を含めた地域を活性化する取り組みが不十分であることなどを理由に認定されておりません。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 答弁いただきました。 ここで、今、答弁にありました薩摩の麓集落についてお尋ねしてまいりたいと思います。最も有名なのは南九州市知覧の武家屋敷群だと思いますが、出水市や薩摩川内市入来など、麓と名のついた地域があり、麓集落と呼ばれているようです。国選定重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている地域もあり、その歴史を感じさせる美しい空間は訪問客をも魅了する場となっております。 そこで、この麓集落について、順次伺います。 まず、麓集落とは何か。その歴史的価値・考察と存在場所をわかりやすくお示しください。 答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 県によりますと、麓は藩内の各地につくった武家屋敷群で、薩摩藩独自のものであることなどから、歴史的な価値は高いとされており、江戸時代末でお触れになったものや蒲生など百十三カ所の麓があったとのことでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 今、県内の麓集落だけ答弁されましたけれども、これは旧島津藩ということで宮崎のほうにもあるということで、全体で約百二十五カ所あるのではないかという説もありますけれども。このように一六一五年に幕府が一国一城令を発令し、本城の鹿児島城(鶴丸城)のみを残し、ほかの城を破却することになったと。城をもって守りと成さず、人をもって城と成すの精神から、制度として薩摩藩は外城を存続させたというような歴史があるようですけれども、郷には行政の役所として地頭仮屋その周囲の郷集落を麓と呼んでいくと、軍事、行政を管轄していったというようなことみたいですけれども。 それでは、次に、前回までの麓集落に関する本県内自治体による日本遺産認定申請について伺います。 第一点、申請者名とその理由。 第二点、集落の存する自治体名、数と主な集落名と集落数。 第三点、申請のストーリー内容。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 申請に当たっては、県が麓に関連する文化財を募集し、指宿市、垂水市など九市が応募したところであり、これらが広域にわたることから、県が申請者代表となっております。 主な集落としましては、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されております出水市の出水麓、薩摩川内市の入来麓、南九州市の知覧麓など十一ございます。 なお、ストーリーにつきましては、中世以来の山城の跡とその周辺につくられた麓と呼ばれる武家屋敷群が県内各地に残っており、そこを歩けば明治維新を牽引した薩摩の武士たちの往時の生きざまが見えてくるとされております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) そこを歩けば明治維新を牽引した薩摩の武士の往時の生きざまがしのばれる、大変いい言葉だなと思いました。 そこで伺いますけれども、なかなかすばらしいストーリーだと思いますけれども、第一点、認定されなかった理由、課題。 第二点、今後の動き。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 県によりますと、認定されなかった理由につきまして、文化庁から観光面を含めた地域を活性化する取り組みが不十分であることなどが示されたことから、今後、関係市ともさらに連携しながら再度の申請に向け取り組むとのことでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 今、不十分と指摘されたことを踏まえて、県においては来月シンポジウムも開催するようですので、セミナーですかね、ぜひ本市としても参加をしていただきたいなと思います。 ところで、前回の日本遺産申請には本市は参加しておりませんが、本市にも麓集落が存在しているのではないでしょうか。 そこで、改めてお尋ねしますが、第一点、本市内での麓集落の集落名を明らかにしてください。 第二点、各麓集落の保存・活用状況はどうなっているか。 第三点、現時点での課題は何か。 第四点、麓集落の保存充実と今後の活用方針への見解。 第五点、本市内の麓集落に対する本市の評価。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 本市には、谷山、吉田、桜島、喜入、郡山の五カ所の麓がございます。 喜入の旧麓地区につきましては、武家門や水路、石塀等が残っており、三十年三月、本市の景観形成重点地区に指定されております。その他につきましては開発などにより往時の姿がほとんど見られなくなっておりますが、現地に説明板を設置しているところもございます。 現時点におきましては各地域の文化財の状況把握等が必要であると考えておりますことから、今後、現地調査等を行い、保存や活用方法等について検討してまいりたいと考えております。 麓は、薩摩の武士たちの往時を知る武家屋敷群として大変貴重なものであると考えておりますが、本市内の麓につきましては、まずは、ただいま申し上げました調査等を実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 教育長、ぜひ調査を行っていただき、今後のしっかりとした保存等についても検討を重ねていただきたいと思います。私自身もこれまでの麓集落への不明を恥じ入るばかりであります。 そこで、私は過日、それぞれの地元議員の許可なく勝手に本市内の五つの麓集落を訪問しました。なお、戸別訪問はしておりませんので御安心ください。 鹿児島大学の鯵坂 徹先生にまち歩きマップもいただき、参考にさせていただきました。 まず、喜入麓でございます。肝付家の私領であった喜入麓です。最初に、景観計画を策定した景観形成重点地区の旧麓地区を訪れました。喜入を治めた肝付家一族の墓や南方神社、伝承の残る八幡川の香梅ケ淵もある地域は急に別世界に入ったようでした。湧き水を利用した水路や門柱、生け垣、石塀が連なり、今でも郷士の方々が生き生きと暮らしを営んでいるようで、これが旧麓地区で水路が美しいですね。そして、これが門でありますけれども、牧瀬家の武家門ということで、文化財に指定されておられるようでございます。そして、これが一六五三年に現在の喜入小学校敷地に肝付家の御仮屋が移り、その周辺も趣のある風情が映し出されていました。これが御仮屋の入り口になりますね、門柱も美しいですね。そして、これがいわゆるその横にあります麓馬場になりますけれども、ここも美しい石塀が連なっております。そして、ここにも同じように立派な武家門がありました。このように残っております。 次に、今度は谷山麓ですけれども、現在の谷山小学校に地頭仮屋館があったと小学校の正門横にひっそりと石碑があり、案内看板がありましたが、この谷山小学校を中心に確かに石塀が広がり、かなりの面的広がりがありました。ところどころにこのように門柱もあり、谷山麓の往時の姿をしのばせました。生活の利便性向上の面から開発が進み石塀等が減っていますが、今後、開発と文化財保護との調和をどのように図っていくのか、できる限りの麓集落の面影の維持を望みたいと思います。路地の中に入ってもこのようにたくさん連なっている、谷山麓は結構面的に広がりはあるなと私は感じました。 続きまして、郡山麓です。地頭仮屋は現在のJA郡山周辺にあったとされていますが、県道伊集院蒲生溝辺線沿いに広がる石塀は県道拡幅や土地区画整理の進行などにより、かなり消失しつつありました。しかし、このように立派な武家門も残り、維持されていることは敬意を表したいと思います。今後の保存・活用を祈ります。 次に、吉田麓です。県道鹿児島蒲生線と麓重富停車場線が交差する吉田麓交差点周辺に石塀が広がっていました。地頭仮屋は旧吉田小学校周辺にあったとのことで、県道沿いを中心にその趣が見てとれました。やっぱりこのような武家門もあったりしますよね。 最後に、桜島麓です。地頭仮屋は現在の桜島ユースホステル周辺にあったとのことですが、大正三年の大噴火によりほとんどが消失したようです。当時、このユースホステル敷地にあった桜洲尋常高等小学校は、流れてきた溶岩の下三十メートルに埋没したとの話があります。私は現地に赴いて思ったのですが、麓集落の遺構は残っているはずです。ぜひイタリア・ナポリ近郊のポンペイ遺跡のように将来的には発掘調査を行っていただきたいと感じました。森市長、杉元教育長にはぜひ御検討いただきたいと思います。 なお、今示した写真は素人の私の目で撮影したものであり、時代考証的におかしいものもあるかもしれませんので、その点は御了承ください。 本市の麓集落も知覧や出水、入来等までとはいかなくても魅惑のワンダーランドだと魅了されました。今回は道路からの調査で、民有地に立ち入らず屋敷等の調査は行いませんでしたが、今後、本市としても、喜入麓のみならず、ほかの麓集落についても詳細な調査を行い、必要に応じて文化財として指定または景観地区に指定するなど、その保存・活用について部局連携して取り組んでいただきたいと願います。また、同僚議員からも質疑がありましたが、文化財の維持管理に対する助成制度等の創設についても独自に検討していただくことを要請しておきます。 いずれにしろ、本市にもこのような麓集落の現状がありますが、この麓集落に関する日本遺産認定申請について、本市は前回の申請時に参加しておりません。残念なことです。 そこで伺いますが、なぜ本市は前回の県内他自治体の認定申請に加わらなかったのか、参加要請や必要性はなかったのか当局の見解をお示しください。 答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 本市といたしましては、前回の県からの募集において、麓の認定申請に当たっては国指定文化財が必要であると認識していたこと、また、現地の文化財の状況把握が進んでいなかったことなどから応募しなかったところでございます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 教育長、もったいないことですね。これだけ本市でも資産があるのに一緒に参加していただければと思いましたけれども。 そこで、最後にお尋ねしますが、この麓集落に関し本市が中心となり県や他自治体と連携し日本遺産認定申請に迅速に取り組んでほしいと市民も思っておりますが、日本遺産認定申請に本市が参加することへの見解をお示しください。 答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 県及び関係市で一定のストーリーが示されております麓に関する申請につきましては、今後の調査の結果等を踏まえ県とも協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) ぜひ県としっかりと協議を行って進めていただきたいと思います。 麓集落とは別に、この麓集落が認定されない場合の次善の策として、明治維新に関する日本遺産認定申請についてもお尋ねしたいと思います。 ある日本遺産に認定されたストーリーを有する自治体関係者や有識者から、文化庁はわかりやすくインパクトのあるストーリーを求める傾向があり、特に明治維新の政治的なストーリーなどは日本遺産としては格好の認定対象となるのに、実際に認定されたストーリーはほとんどないのではないかとアドバイスを受けました。 そこで、以下伺いますが、第一点、これまで認定された日本遺産の中で明治維新に関するものは何か、その内容も含めお示しください。 第二点、本市で認定の要件に合致する明治維新に関する国指定・選定文化財はどのようなものがあるかお示しください。 答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 明治維新に関するものとしては、産業の近代化等をテーマとする福島県の「未来を拓いた「一本の水路」─大久保利通“最期の夢”と開拓者の軌跡 郡山・猪苗代─」などがございます。 次に、認定要件に合致する本市の明治維新に関する国指定文化財としましては、史跡鹿児島紡績所跡などが考えられます。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 今、教育長はおっしゃいましたけれども、この点はやっぱり明治維新を政治的なストーリーから描いたものとは少し違うように思いますし、また、本市の文化財としては、大久保さんに関するものがあると思います。これをやはりしっかり活用して日本遺産への申請を行っていくというのも一つの方向性ではないかと考えております。 そこで、麓集落とは別に本市として明治維新に関するストーリーを描き、日本遺産に認定申請することへの見解をお示しください。 答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 日本遺産認定申請に当たっては、文化庁がオンリーワンかナンバーワンとなるストーリーを求めていることから、明治維新に関するストーリーの場合、世界遺産明治日本の産業革命遺産の製鉄・製鋼及び造船に関するストーリーと重複しないようにすること、また、それに沿った文化財の適切な抽出を行う必要があることなどさまざまな課題があることから、現段階では御意見として承りたいと考えております。 以上でございます。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 意見として承るということで、軽く流されたのかもしれませんけれども、ぜひそういった私が指摘したような面からストーリーを構築することができないのか、この点についてやっぱり調査研究して、今回の日本遺産に間に合わなくても、別の時点でまた新たに国等にいろんな形でPRする機会等もあると思いますので、ぜひ調査研究をお願いしたいと思います。 最後になりますけれども、さきに文化財保護法が改正され、地域文化財の保存と活用に国全体としてさらに力を入れることとなりました。本市にもさまざまな歴史遺産・資産があり、これを日本遺産として認定してもらうために新たなストーリーをつくり、付加価値をつけることは本市の魅力をさらに引き出すことになると考えます。 今回質問した麓集落や明治維新に関するものなど、残された機会に本市として日本遺産認定申請にぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども、森市長の見解をお示しください。 答弁願います。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) 日本遺産は国内外への魅力発信や地域活性化に資するものでございますので、私といたしましては、麓に関する申請につきまして、今後の調査の経過等を踏まえ県や関係市と協議をし、検討してまいりたいと考えております。なお、本市独自の日本遺産の認定申請につきましては、引き続き各面から研究する必要があるものと考えております。   [井上 剛議員 登壇] ◆(井上剛議員) 森市長から答弁をいただきました。 県や関係市とも協議を行っていきたいということで、大変前向きな御答弁だと受けとめました。ありがとうございます。 ただ、やはり今後、本市としてもこの地域の資産をどのように保存し、また活用していくのか、このことは私たちに問われた大きな課題であることは間違いありません。ぜひ教育長としてもその保存状況について、まずは調査を行っていただくということが大事だと思いますし、また同時に、日本遺産申請、認定に向けて協議もしっかりと進めていただきたいと思います。今後の取り組みを大いに楽しみにしてまいりたいと思います。 以上で、私の個人質疑を全て終わります。 ○議長(山口たけし君) 以上で、井上 剛議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) 以上で、通告による個人質疑を終わります。 ほかになければ、これをもって質疑を終了いたします。 △常任委員会付託 ○議長(山口たけし君) それでは、ただいまの議案二十七件のうち第二三号議案ないし第三三号議案及び第四三号議案ないし第四九号議案の議案十八件については、いずれも所管の各常任委員会に付託いたします。 △決算特別委員会設置・付託 ○議長(山口たけし君) 次に、お諮りいたします。 ただいまの議案十八件を除く、第三四号議案ないし第四二号議案の決算関係議案九件の付託については、お手元に配付いたしました特別委員会設置要綱(本日の末尾掲載)のとおり、決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △決算特別委員の選任 ○議長(山口たけし君) 次に、ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任を行います。 まず、議長から委員の氏名を申し上げます。 局長に指名を朗読いたさせます。 ◎議会事務局長(福田健勇君) 決算特別委員の氏名を申し上げます。 園山 えり 議員  霜出 佳寿 議員  中原ちから 議員 わきた高徳 議員  崎元ひろのり議員  のぐち英一郎議員 井上  剛 議員  大園 盛仁 議員  中島 蔵人 議員 小森こうぶん議員  片平 孝市 議員  入船 攻一 議員 以上、十二人であります。 ○議長(山口たけし君) お諮りいたします。 ただいま指名いたしました議員を決算特別委員として選任することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 ここで、しばらく休憩いたします。              午 前十一時  三分 休 憩            ─────────────────              午 前十一時  五分 開 議 ○議長(山口たけし君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○議長(山口たけし君) 次は、日程第二 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 広域連合議会議員につきましては、市議会議員から選出する議員について欠員が二人生じたため、市議会議員から二人を選出することになりますが、候補者が三人となったことから、鹿児島県後期高齢者医療広域連合規約第八条第二項の規定により、今回選挙が行われるものであります。 候補者につきましては、お手元に配付いたしました鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者名簿(本日の末尾掲載)のとおりであります。 なお、この選挙は、広域連合規約第八条第四項の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数により当選人が決定されることになりますので、選挙結果の報告については、会議規則第三十二条の規定にかかわらず、候補者の得票数までを報告することといたします。 議場の閉鎖を命じます。   [議場閉鎖] ○議長(山口たけし君) ただいまの出席議員数は五十人であります。 投票用紙を配付いたさせます。   [投票用紙配付] ○議長(山口たけし君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。   [投票箱点検] ○議長(山口たけし君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は、単記無記名であります。 お手元に配付いたしました候補者名簿により、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 点呼を命じます。   [氏名点呼・投票]〇議事課長(船間学 君)氏名を点呼いたします。 中元かつあき議員  霜出 佳寿 議員  平山タカヒサ議員 園山 えり 議員  佐藤 高広 議員  瀬戸山つよし議員 杉尾ひろき 議員  徳利こうじ 議員  薗田 裕之 議員 しらが郁代 議員  松尾まこと 議員  中原ちから 議員 米山たいすけ議員  たてやま清隆議員  わきた高徳 議員 奥山よしじろう議員 柿元 一雄 議員  志摩れい子 議員 堀  純則 議員  井上  剛 議員  上田ゆういち議員 長浜 昌三 議員  大森  忍 議員  伊地知紘徳 議員 大園たつや 議員  のぐち英一郎議員  川越 桂路 議員 山口たけし 議員  仮屋 秀一 議員  中島 蔵人 議員 古江 尚子 議員  田中 良一 議員  大園 盛仁 議員 小森のぶたか議員  ふじくぼ博文議員  森山きよみ 議員 三反園輝男 議員  小川みさ子 議員  小森こうぶん議員 上門 秀彦 議員  長田徳太郎 議員  幾村 清徳 議員 入船 攻一 議員  うえだ勇作 議員  平山  哲 議員 崎元ひろのり議員  秋広 正健 議員  ふじた太一 議員 片平 孝市 議員  平山たかし 議員 以上であります。 ○議長(山口たけし君) 投票漏れはありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   [議場開鎖] ○議長(山口たけし君) 開票を行います。 会議規則第三十一条第二項の規定により、立会人に中島蔵人議員、入船攻一議員、大園たつや議員、奥山よしじろう議員及び崎元ひろのり議員を指名いたします。 よって、ただいま指名いたしました議員の立ち会いを願います。   [開  票] ○議長(山口たけし君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数 五十票。 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち      有効投票 四十八票      無効投票   二票 有効投票中      山口たけし 議員 四十四票      井上 勝博 議員   四票 以上のとおりであります。 この選挙結果につきましては、広域連合議会議員選挙選挙長に報告することといたします。 △散会 ○議長(山口たけし君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 今議会は、本日から委員会審査に入りますので、本会議再開の日時は、追って通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。              午 前十一時 十七分 散 会            ───────────────── △特別委員会設置要綱 一.名  称 決算特別委員会ニ.目  的 平成二十九年度一般・特別会計(企業特別会計を除く)決算議案を審査する。三.性  格 法による特別委員会四.定  数 十二人五.設  置 平成三十年九月二十八日  (議長発議によって、設置要綱どおり設置する。)六.審査期間 審査終了までとし、審査は原則として閉会中に行うものとする。            ───────────────── △鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者名簿    鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者名簿   (選出区分 市議会議員)ふりがな 候補者氏名市町村名・公職の種類推薦区分いのうえ かつひろ 井上 勝博薩摩川内市議会議員個人推薦もりかわ かずみ 森川 和美姶良市議会議長鹿児島県市議会 議長会推薦やまぐち      山口 たけし鹿児島市議会議長鹿児島県市議会 議長会推薦地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。         市議会議長  山 口 たけし         市議会議員  井 上   剛         市議会議員  のぐち 英一郎...